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Taiwan trip 2/4

  • 執筆者の写真: Life with Lights
    Life with Lights
  • 2016年11月29日
  • 読了時間: 4分

2日目。

朝の湖を見たくて早起き。 sun moon lake(日月潭)はその名前どおり、朝と夕方に立ち込める靄(もや)に差し込む陽が水墨画のように美しいことで有名です。

明け方まで灯り続けたテラスのキャンドル 夜は気づかなかったけどかわいいマッチが置いてあった

Laluの朝食は4日間の食事のなかで一番気に入りました。 写真には乗っていないけど、特にお粥がけしからんほど美味しかったです。

デザートのヨーグルトに添えたはちみつもかわいらしい

今日は台豊ゴルフ場(taifong golf course)でゴルフです。

ここのクラブハウスは国際的に有名なポルトガルの建築家アルヴァロ・シザによってデザインされています。 ゴルフ場のオーナーが「ゴルフの分野に芸術を広める」ためシザを招き、3年をかけてクラブハウスを建てました。

クラブハウスのデザインはもちろん、椅子や取っ手、シャワーや靴べらのデザインにいたるまで細部に渡り彼にデザインされたものです。

クラブハウス

反対側から見たクラブハウス

マスター室

受付

椅子もシザのデザイン

洗練されたデザインは人のふるまいをも変えてしまう

ここにいる人すべてだらしないふるまいをしようとしません

更衣室への案内も無駄な情報がなくて心がざわつかない

ロッカーの鍵もかざすタイプので近未来的

レストランの机や椅子もすべてシザのデザインによるもの

ゴルフ場は日本的なスタイル

キャディが4人に1人つく

グリーンは高麗で速い

99でした。笑

素敵だったのはシャワールーム。

かごにバスタオル・ハンドタオル・ビニール袋が入っていて持ち出すスタイル。

日本はタオルとかビニール袋は一箇所につまれていて、それぞれ必要な分を持っていくスタイル。

人の手間がかかるが、その分心がざわつかないことに使ってみて気づく。

規則正しく並べられたものをだだくさに扱う人は一人もいない。

丁寧にふるまうことでおのずと心が穏やかになる。

ホスピタリティって相手になにかをすることよりも、相手が心地よい何かをおのずとしたくなるような居心地のよい空間を作ることなんだなと、タオルの入ったかごを、シャワールームに備え付けられたちょうどよい高さのちょうどよい幅の台に丁寧に置きながら思いました。

湯船はなくカーテンでしきられたシャワーがある。

ソープやコンディショナーのツールもシザがデザインしたもの。

洗面台はいたってシンプル

コンセントなどのコードがひとつも見当たらないのもこのクラブハウスの特徴

ドライヤーも引き出しに収納されていてすっきり

水は給水器ではなく小さなペットボトルが置かれている

こういうこと一つで特別な雰囲気が生まれる

日本ではむき出しになっているキャディバッグの収納スペースも

シザの手にかかればこの通り

ナプキントレイ

商談スペースにて

なお、現在クラブハウスの隣に、パーティーや宿泊ができる別館も建設中で2018年完成予定とのこと。 これほど有名な建築家がクラブハウスを作ることは世界でも類を見ず、別館が完成したころには彼を愛する世界のデザイナーたちが見学ツアーに来るだろうとおともだちが言っていました。

夜はLaluで予約したスパへ。

寝てしまうほど気持ちよいです。(寝ました)

サウナとお風呂も利用できます。 写真は取れないので言葉で説明するとチープになりますが、湖を眺めながら入るお風呂がこれまた風情があって、恐らく小さな子どもは入れないほど深いのですが、そのデザインはため息が出るほど素敵です。

ここのマッサージは人気で予約がとれないことがあるので行かれる方はお宿の予約と一緒にSPAの予約をすることをオススメします。

完全にリラックスした後にはホテルの日本食レストランへ。

ここにもキャンドルが。

岩塩も灯りに照らされています。

料理も最高でした。

楽しい会話と美味しいお酒で眠りにつくはずが…。

デザートの前にお手洗いに立ち、レストランを出た瞬間、倒れました。。

ご一緒したともだちや旦那、ホテルのスタッフの方にとっても心配をおかけしてしまいました。 なんとか旦那に部屋まで連れていってもらい、すこし横になったら良くなりました。貧血です。

実は30過ぎてからよく貧血で倒れます。情けないことに・・・。

そんななか、とても感激したことがありました。 倒れて遠のく意識のなか、旦那やともだち、スタッフに「ご迷惑おかけしてごめんなさい」としきりに私は謝りました。せっかくの空間を台無しにしてしまったと。

すると台湾人のともだちがなんで彼女が謝っているのか意味が分からないと旦那に言ったそうです。 「一番つらいのは彼女なのに何を謝る必要があるの?何も心配いらないよ。謝らなくて大丈夫よ。」と。

その話を聞いて感激で震えました。 そういう人間になりたいと最近切に願っていたので、そういう素敵な女性のふるまいに触れて不謹慎ですが嬉しかったです。

いつかまた自分が人の目を気にしすぎることがあったら彼女のことばを思い出そう。 今回の旅でいちばん心が揺れた出来事でした。

 
 
 

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